雪の山陰を脱出して
お伊勢参り に行ってきましたよ。
恒例になっている お伊勢参り。
去年は 5月にお参りしたので
8か月ぶりの 伊勢になります。
いつも
夢に出てきたりして 発作的に 参拝に出かけるのですが
今回は お礼参りが一番の目的。
(伊勢の街では 一年中 しめ縄を飾る風習があります。)
私が 周りのみなさんにオススメするものだから
昨年は 随分と当店のお客様
初めてお伊勢参りをされてきた方が多かった!
中でも
1年に3度 お参りなさった方もいらっしゃいましたよ。
そして
初めて行かれる方のために。。。
せっかく伊勢に行かれるなら
鳥羽あたりでご宿泊なさって 海の幸をいただいて
ミキモト真珠島などに渡って 海女さんの素潜りなどご覧になったり
鳥羽水族館や 島めぐりや 夫婦岩など
一通りの観光コース回られるのがオススメ。
(鳥羽に近づくと 伊勢湾が見えてきて よ~しと 頭の中は 伊勢エビのことでいっぱい!)
私は 初めて訪ねた時だけ このコースで
ここ最近は もっぱら参拝のみの目的ですから
わき目もふらず 数多くの別宮など お参りするのに専念。。。
伊勢神宮は とっても 奥が深く
やはりお勉強して行かれないと
手を合わせてお願い事だけ お願いして
お参りしてお帰りになるのでは
いらぬおせっかいかと思いますが
ちょっと 待った~~!!!! というかんじ。。。
昨年 お参りした時のブログでは 内宮(ないくう) 外宮(げくう)の
違いを書きましたが
今回は 神さまのことを ちょこっとだけ。。。
神様を、そのご性格で分類すると、(元来 一つの神の2つの側面)
和魂(にぎみたま;和御霊)と、荒魂(あらみたま;荒御霊)になります。
和魂(にぎみたま)は、神様のお優しい、温和な霊力を指し、
さらに人に幸福をもたらす幸魂(さきみたま)と、
人に霊力など不思議な力を与える奇魂(くしみたま)に分類されます
荒魂(あらみたま)は、神さまの 積極的で 活動的な性格の部分をさし
時には 粗野で 荒々しくもあり
だけど 何かを始めるときや変えたい時など 深く信仰すれば
背中を ポンと押してくださり お力を貸してくださるといいます。。
そんな 荒魂が お祀りしてあるのが 内宮では 荒祭宮であり
天照大御神さまが祀られているご正宮から歩いて数分の場所に
鎮座なさってます。
外宮では 「多賀宮」にあたります。
ちょっと 階段をのぼっていかなければなりませんが。。。
とにかく 伊勢神宮は
伊勢近辺に ご正宮を合わせ125もの
別宮や摂社があり 広大な神域となってます。
なので アクセスは バスや タクシー 電車を 駆使して
廻るのですが
車で行くと ちょっと時間かかるので
最近は 電車でおまいりするようになりました。
何度もお参りしている私でも
とても回りきれていない 日本の聖地の神宮は
まず参拝の順序で 外宮から。。。
近鉄電車で 大阪から特急で 約2時間。。
伊勢市駅で下車。
駅からまっすぐ参道が続いていて ものの5分で 外宮に到着。
この火除橋を渡ると 神域になります。
この火除橋を渡るとすぐ右に 「清盛楠」が あり
これは 平清盛が 天皇のお遣いとして参向した時
冠が この木の枝にあたり 枝を切らせたといわれています。
平清盛 タイムリーなので ご紹介。
大抵 バスツアーで 伊勢神宮参拝だと
ほとんど この外宮は立ち寄らず 内宮のみが多いけど
わたしは この 産業と衣食住の神様 豊受大御神か祀られている
この外宮が とてもお気に入り。。
ここが ご正宮で 豊受大御神が お祀りしてあるのですが
出雲大社の 大社造りと相反して 平屋の 造りになります。
鳥居の向こうでは 撮影禁止。
そして このあと この外宮に点在している 別宮に。
この一枚岩の 亀石をわたり。。。
地元のガイドさんを頼んで 詳しく説明を受けながらご参拝の方も
たくさんいらっしゃるのですが
時々 立ち止まって 聞き耳立てて ふむふむ。。と聞いていると
この亀石の上に立って パワーをいただいてくださ~いと おっしゃってましたよ。
さあ 亀石の橋を渡り歩いていくと
「風の宮」の神様が祀ってあります。
この神様は 鎌倉時代に 2度にわたる元寇の際
神風を吹かせて退治したといわれている神さま。
これによって 「別宮」に昇進したといわれています。
昨年 5月に 初めてこの「風の宮」にお参りし
早速 その2日後に 風の神様によって
助けてもらったといういきさつがありまして
今回の目的は この「風の宮」にお礼参りだったのです。
何度も何度も 頭を下げ
長々とお礼を述べましたよ。
この「風の宮」は
風に関するスポーツの
ビーチバレーや スキーのジャンプの選手なども
信仰深いそうですよ。
そして 土地の神様 「土の宮」にお参りし
そのあと
「多賀宮」に。。。
この多賀宮は
最初に説明しました
神さまの荒々しくて 活動的な 「荒御霊 (あらみたま)」が祀られており
すなわち 外宮の 豊受大御神の 荒御霊 になります。
地元の方の間では 随分と熱心に お参りされる方が多いそうですよ。
そのあと 女性の味方(?)の 「月夜見宮」 に
お参りするため 「神路通り」を歩いて 10数分。。。
道路の真ん中が 濃い色になっているのは
神さまのお歩きになられる場所で
地元の皆さんは 必ず 両端を歩かれます。
普段 参道も 真ん中を歩かないようにと 気を付けていますが
伊勢の方たちは 街中でも 心がけていらっしゃるのです。
月夜見宮 の神様は 女性の願い事を聞いてくださるので
熱心に 長い間手を合わせて お参りなさっている女性の方が 目立ちました。
右の空き地は 20年に一回の割合で 式年遷宮があるので
そちらに 新しいお社を移される候補地。
伊勢では どの神様のお社も 隣に遷宮用に
土地が用意してあって 20年ごとに交互にお社が移るのです。
白い敷石も特徴です。
さてさて 一日目の 外宮関連のお参り終了~ で
またまた 近鉄電車に乗って
今夜の宿泊のホテルに 向かいます。
今回は 近鉄電車の「初詣割引切符」を購入したので
途中下車もOKだし 大阪からの電車賃も割安!
鳥羽駅に着くと ほとんどのホテルや 旅館は
送迎バスか シャトルバスが迎えに来ていて
そこから10数分 またまたバスに乗って
それそれのホテルへと向かうのです。。。
大抵 ホテルは 小高い丘の上や岬に点在して建っていて
オーシャンビュー!
今回もチェックインの時
いつものごとく
「ご予約より 広いお部屋に替えておきましたので・・」と
フロントで告げられ グレードアップ やった~!!
なんだか 最近 ホテル運 ツイてる~!!
ホテルの部屋の窓から 伊勢湾眺め
今夜 このホテルの生簀料理か フレンチか イタリアンの
どれにしようかと。。。
この伊勢湾の海底には
おいしそうな伊勢エビ ウロチョロしてんだろうなあ~と
想像しながら。。。
外に出たって お店ひとつないので (鳥羽の宿泊は どこもこんな感じ)
ホテルで食べるしかないのです。。
しかも 1~2月は リゾート地のホテル代も安く
お得なプランも多いので ラッキ~!
そして 私は イタリアンを選んだ!
かわいい オイルランプが置いてあるテーブルに案内され
まず アンティパストから
鯛と帆立貝のカルパッチョ。
根菜にバーニャカウダも バッチリ!
サザエの香草バター焼も
エスカルゴのソースっぽい ニンニクきかせて
サイコーの味付け!
アッチッチ~と アツアツなので フーフー冷ましながら食べ
サザエの奥には リゾット 入ってた~。
ああ~でも
サザエでなく アワビでもよかったんだけど~。
やけに 前の席の ご年配のご夫婦のテーブルに
運ばれる料理は 伊勢エビの姿そのままだったり
きっと 松坂牛だろうと思われる食材が
ど~だ!と言わんばかりに プレートに乗っかって
運ばれてきている。。。
う~ん 値段が やっぱ 違うからなのか。。。
旅先では その土地のおいしいもの 食べて帰るのが
一番の楽しみなので
いつ 伊勢エビと 松坂牛にお目にかかれるかと ワクワク。。。
魚のポワレに 添えられているこのソース
伊勢エビの 濃厚なカプチーノソース。。。と
お料理運んでくれた スタッフの方 説明してくださり。。。。
おお~ このソースは まさしく伊勢エビが濃縮された味!
味わい深いわ~。
しかし。。
伊勢エビの姿はなく。。。
そして カリフラワーとアンチョビのスープだとか
イタリア産 パンチェッタの クリームパスタ。
温泉卵和えで ちょっと気を取り直す。。。
温泉卵を 崩すと。。。
パスタで カルボナーラだとか クリームソース系 苦手だけど
これは メチャうまで ございました。。。
そして いよいよ お肉料理!
松坂牛 登場か!! と期待に胸をふくらまし・・・・・。
お料理の説明を聞くと 耳を疑った。。。
松坂豚ロースの グリッリア。。。
えッ? 今なんとおっしゃった???
えっ? 牛でなくて 豚ですって~????
しかし 松坂豚 おいしかった。。。
だけど 松坂牛なら さぞ 何倍もおいしかろう。。。
そのあと ドルチェ と 続き フィニッシュ!
まさか ドルチェの中に
伊勢エビも アワビも 松坂牛も隠れているわけないだろうけど
それでも なぜか期待していたけど。。。
あの 前の席のご夫婦は 1万円コースだな きっと!
でも とってもおいしいイタリアン
パンも焼き立てで 4個もおかわりしましたわ。。
よく ひとりで コース料理食べたりできるね~と
みなさんに言われるけど
まったく 恥ずかしくもないし ためらうこともなくできるんですが
これは 若いころから 全く平気のへっちゃらでしたので。。。
そこでみなさん わたしも ひとりで挑戦してみようかな。。と
言われるけど 慣れるまで きっと「間」が持てないのかも。。。
わたしは 今回は
このホテルのイタリアンのスタッフの男の子に
いろんな話をしながら 料理を楽しみました。
日本料理なら 仲居さんと 料理の話や 室礼の話やら。。。
さあ お腹もいっぱいだし
今朝は 早かったので
お部屋に戻って 大の字になって 寝ようか~と
珍しく 11時には 就寝した 一日目の夜でした。。。
明日は 内宮参拝です。
上手くスケジュールこなして
電車の時間に間に合って 米子に帰れるかな??
ではでは 第2日目 続きます~。
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