２日前のブログで　「虫」の話を書いたばかりですが、

今日は　またまた違う虫！！

「セーターに穴があいてしまって～！！」と　

悲痛な表情で　ご来店されたお客様。

温暖化と関係あるのでしょうか？？？

この　１～２年　そういう被害に遭われるお客様が多くなったので

今日は　衣類の虫食いについて　私の知っている限りの予防方法を

書いてみますね。

衣類に穴があいてしまった場合

虫食い　ひっかけ　タバコの火、　いろいろありますが、

とりあえず　そういう被害にあったら　声をかけてみてください。

昔は　「かけつぎ」の専門の職人さんがおられて

釘などに引っ掛けて裂けたりしても　

ほとんどわからないように直してもらったものですが、

最近は　そういったプロの職人さんが少なくなってきました。

たとえば　

２～３ミリの穴でも　５～６０００円はかかるけど、

どこだかわからない位に　修復してくださいます。

高い修理代を払うことになるけど、また着れるようになるのです。

米子店で　普段お願いしているお直し屋さんは　

「かけつぎ」ほど専門ではないにしろ、　上手く　しかもかなりの安価で

引き受けてもらえますので　　ぜひ　お気軽に相談してくださいね。

虫食いの場合、

衣類害虫の好物は動物性のタンパク質。

つまり動物の毛から作られるウールやカシミヤなどがよく狙われます。

昔から　高価な素材の服が狙われるとよくいいますが・・・・。

一方、植物から作られる木綿や　化学繊維は食べられません。

だから、木綿や化学繊維なら安心？　

と思ったらこれが大まちがい～～！！！

食べこぼしなどで動物性タンパク質が服についていれば、

どんな素材の服でも虫に食われてしまう可能性があるのです。

それに　最近は　虫も進化し鋭利な歯を持ち　

化学繊維にも被害を及ぼすようになったと

何かの番組で　見かけました・・・。

なので　シーズンに１回しか着ていないから、

クリーニングに出さなくてもいいや・・・・・は　とっても危険！

食べこぼしの他　見えない皮脂や汗がついてしまうので

シミの原因にも・・。

また　赤ちゃんのいらっしゃるお母さん、

母乳は　とっても栄養価が高いので　狙われやすいので

気をつけてくださいね！

しっかりお洗濯をしてから　保管を・・。

クリーニングから戻ってきたら

ビニールをはがし　通気性のいい状態に・・・。

湿気がこもるので　これもまた危険！

あのビニールは　保管用のものではないのです・・・。

そして

決してあの針金のハンガーに吊るしたままにはしないように・・。

冬物は特に　肩の幅がしっかりあるハンガーに。

形が崩れてしまいますよ～。

メーカーからの入荷時についてくるハンガーを

ご希望のお客さまに差し上げておりますので　

ご来店時　お申し付けください。

（注・・・・在庫がない時期もありますので）

そして

防虫剤は　一種類に統一しないと　化学反応が起こる場合もあり

効果がなくなるどころか　溶け出してシミの原因にも・・・・・。

樟脳（しょうのう）・ナフタリン・パラジクロルベンゼンは併用できません。

防虫剤の臭いが衣類に移ってしまった場合は　

陰干しするか　クリーニングに出すと和らぎます。

防虫剤は　揮発性を持ちますので蒸発した気体は空気より重たいので

下に沈んでいきますので　衣類の上に置くのが効果的。

それと　私オススメの　ドライクリーニング専用の洗剤があり

ここ20年近く　このプロが使う専用洗剤を使って

麻をはじめ　コットン、シルク、ウール　化学繊維等

すべて自宅で洗っていますが、トラブルもなく

皆さんにオススメしております。

これも　ぜひ　お気軽にお尋ねください。

ここまで読んでくると

思わず　クローゼット　衣裳ケースの中が気になってこられたのでは？？？

今すぐ　チェックしてみてください！

せっかく買った大切なお洋服が　危険にさらされているかも？？

そういうことのないよう　祈っていますね。