お伊勢参りは
どこに宿泊するかで いつも迷うけど
やはり 鳥羽まで足を延ばすと 観光地にきた気分に。
今回も どこに泊まるかで 悩んで
やっぱり鳥羽に。
宇治山田に泊まったときは 行動がスムーズ。
なにを優先するかで 左右されるお伊勢参りの宿泊先。
ネットで 何度も調べて
秋の特別企画の 一泊二日 朝晩2食付。
しかも 活アワビの踊り食い付きの 部屋食。
そして オーシャンビュー。
一万円ポッキリ!
検索し過ぎで
目の疲れMAXの頃に この企画のホテルに辿り着いた。。
二見から鳥羽へは10分そこら。
たくさんの料理旅館や ホテルの看板を
運転しながらチラチラと。。
宿泊予定のホテルは しつこいほど看板が出ていて 迷わず到着!
ロビーからの眺望 素晴らしい~!
担当の仲居さんが フロントまで迎えに来てくれご挨拶。
あれっ? なんだかイントネーション ちょっと違うと思ったら
中国のひと。
おととし泊まった鳥羽のホテルも 中国人の研修生の人もいた。
な~るほど。
いかに魅力的な企画を打ち出し かつ 利益を追求すれば
やはり まっさきに人件費の削減だもんね。
担当のRちゃんは とっても透明感のあるカワイコちゃん。
中国から来て まだ2か月だそうで
あちらで 日本語 勉強してきたらしい。。。
エレベーターで 部屋まで私の荷物を 運んでもらいながら
着物自分で着るの?と 質問すると
「ハイ、 最初ハ 30フンクライ カカリマシタ・・」と。
部屋につき
久々に畳の部屋で 旅行気分。
腰を下ろして 淹れてもらったお茶を飲むと
どっと疲れができた。。。
そういえば 今日
甘いもの 全く食べてない!!
お茶と一緒に差し出された おまんじゅうを パクリ!
やっぱ 糖分とると
生き返ったよう。。。。
よ~し 大浴場に直行だ~!
サービスで 選べる浴衣の中から
黒地のカワイイ柄をチョイスし それを着てルンルンで
露天風呂のある大浴場に。
このお風呂も パノラマで 鳥羽の海が見下ろせて素晴らしかった。
6時半からの食事まで
ゆっくり マッサージ機に座ったり
露天風呂に入ってみたり。。。
極楽 極楽~。
こんな時間から お風呂に入って
そのあと 食事は 上げ膳据え膳。
1万円ポッキリ!で いいのか この企画!
部屋に戻ると
担当 Rちゃんが さっと現れ 食事のセッティング。
その時 ちょっと気になってのぞいた携帯電話に着信が。。。
ナビの次に 嫌いなものが 携帯電話。
だけど 緊急時には必要なので 仕方なしに持っているけど
ほとんど使わない。
姉からの着信で
普段 携帯にかけてこないので
もしや。。。と よくないことを想像する。。
Rちゃんが 一生懸命 お料理を並べてくれている最中に
こちらからかけ直してみたら。。。
姉 「ちょっと~ 1人で行って ほんとうにい~」
私 「だって そっちは 出張とかあったし~」 と返したけど
今回のお伊勢参りは 中級者編なので
神社仏閣 興味ないこのヒトのことは すっかり想定外だった。
それに こんだけ歩くとなると きっと ブツブツ言うし
ソウルへの社内旅行で 懲りたもんね。
そんなに神社をまわらなくてもいいとも言ってたけど
そんなお方は
ぜひ 一泊二日のバスツアーが ピッタリ。
内宮参拝と おはらい町で お伊勢参り気分になれるから~。
せっかく Rちゃんとの会話を楽しんでいるところだったのに~。
私 「お休みの日は 何してるの?」 と 聞くと
Rちゃん 「え~と・・・・」
私 「ここの辺りじゃあ 若い子が遊ぶところないもんね~」
(※ 何を言ってる 鳥取県人が・・・。 鳥取より三重県都会だぜ!)
笑顔がカワイイ Rちゃん。
写真 写した後 「ドウ 写ッテマスカ~?」と 気になったみたいで
カメラをのぞきに来たところも カワユイ!
そうだ! 内宮の衛士さんと このRちゃんに
写真現像しておくってあげようっと!
中国では 反日デモが続いているようだけど
私たちは 日中友好で 楽しいお食事タイムでした。
活アワビも 踊り出し
陶板蒸しの ちっちゃな伊勢海老も まいう~。
写し忘れたけど お造りもおいしかった~!
あー 今夜は 夜が長そう~。
9時ごろから また大浴場にいき
ロビーで サービスの 無料のコーヒーを飲んだり
売店をウロウロ。。
リラクゼーションのアロママッサージのお店もあったけど
高いので もったいなくて諦めた。。。
部屋に戻り 布団が敷いてあったので 横になる。。。
しかし 岬のてっぺんに建っているホテルなので
海風がきつくて ビュー ビュー。
結局 睡眠不足で 朝を迎えた。。。
1万円ポッキリはいいけれど こんなに眠れないようじゃあねえ~と
朝食バイキングは 思いっきり 3000円分くらい食べつくし
元をとった感じ!
この卑しさ、 昨日のお参りがまるで成果なし。。。。
この薄汚れた心を 洗い流す旅なのに~。
チェックアウト ギリギリで フロントに行き
内宮近くの 猿田彦神社 月讀宮(つきよみのみや)の行き方を再確認。
そうか 「伊勢 二見 鳥羽ライン」 200円払えば 早いんだ。
運転し始めて すぐに その入り口と思わしき交差点で左折。
料金所まで行くと 1220円!
料金所のオジサン出てきて
山頂の とある場所を 一生懸命説明して お参りしなさいと勧めてくる。
わたしには 時間があまりないし
200円のはずが なんで1220円?
よくわからないまま 支払ったけど
まだまだ 奥から資料を出して
「しつこく 説明して ごめんね」と言いながら
何度も 何度も お参りするようにと かなりくどい。。
その料金所をあとにして 車を走らすけど
なんで 山に登っていくような道なのか。。。
6キロくらい 登っていくと
道路に お猿さん が2匹出てきた。。。
スピードを緩めながら
わたしゃ 猿田彦神社に行こうと思っているのに
お猿さんが出てくるとは そのまんま。
あれあれアンタら
もしかして 道案内で出て来てくれた神さまのお使い?
1220円のこの道
こんなところまで上がってきてしもうた。。。
宿泊したホテルも 見える。(多分ね。。。)
猿田彦神社から 遠ざかっているとしか思えない!!
しかも 車とすれ違うことないし~。
こんなところで 車が故障したら どうしよう。。。
どうしても納得いかず
ここはどこ?
山頂に着いて ようやく分かった。
この道は 「伊勢志摩スカイライン」の有料道路。
「伊勢 二見 鳥羽ライン」ではなかったのだ。。。
そして この山は 朝熊山で 霊山。
伊勢神宮の鬼門を守っている 奥の院のようだ。。
料金所のオジサンが 熱心に勧めてくれたのは これだったんだ~。
オジサン ありがとう~。
やたら なが~い塔婆が 並んでいて ちょっと怖いくらい。。。
お導きくださったとしか 思えないので (と 思い込む)
もォー 高いお金出して 遠回りになったわ~!! と思っていたのに
急に ケロリと ありがたい気持ちになって
空海が開基したという金剛證寺に お参りする。
どこでも そうだけど
奥の宮 や 奥の院 と言われるところは
修験と 結びつくので
やたら わたしは 心が ザワザワと騒ぎ出す。。。
独特の「気」を感じてしまうので
高野山をはじめ
何ともふしぎ~~な気分になってくるのが 今までの例。
ここも かなりのパワースポットと言われてるらしい。
そして 山を下ると 内宮近くにどんぴしゃり!!
猿田彦神社 発見!!
外宮から 内宮に移動する時は バスで30分。
タクシーなら20分弱。
「みちひらきの神様 猿田彦神社」と書いてある看板が
今まで気にかかっていたけど 残念ながら通り過ぎていた。。。
天孫降臨の際に
神々の案内役を務めた猿田彦大神。
そういうことから
ものごとを良い方向に導いてくれる神様と言われてます。
こちらは 先のブログで
伊勢神宮の別宮と書いてましたが 勘違いでした。
別宮でも 摂社でもありませんでした。 お許しを。。。
神殿前の 八角形の方位石。
熱心に この石に手をあてて お祈りしている方がいらっしゃいました。
出雲の須佐神社にもありますよね。
そして 同じ境内に 「佐瑠女神社 (さるめじんじゃ)」
この神社は 知らなかったので
立札を見ると なんとご祭神は
あの 「天宇受賣命 (あめのうずめのみこと)」
へえ~!!!
「アメノウズメノミコト」の神話は 有名なので
みなさんご存知の方が多いと思いますが
アマテラス様が 弟である 素戔嗚命(スサノオミコト) の暴れん坊ぶりを
嘆き悲しんで 天の岩戸にお隠れになったとき
世の中が 真っ暗になってしまった。
アマテラス様は 太陽神だからね~。
なんとか 出てきていただきたいと
岩戸の前で 舞い踊って アマテラス様の関心を引きよせ
岩戸の扉を開けることに成功したのが この アメノウズメノミコト。
しかし なんで ここに祀られてるの???と
米子に帰ってから調べてみると
なんと 猿田彦大神と 夫婦だったそうで
それは 勉強不足で 初耳でした。
ひとつ 賢くなったぞ~い!
猿田彦神社の駐車場に戻ると
私のMINIちゃんの アンテナに お客さま。
そして 白いこれは なんの光?
あらあら 猿田彦の神さま お見送りに来てくれたんだねと
ポジティヴ志向。
しっかし 今回は ヘビに 亀に 鵜に サルに トンボと
ゾロゾロとお出ましになる。。
飛んでいくのを待っていたけど
トンボがなかなか離れないので ついに諦めて 発進。
お次は 月讀宮へと 移動する。
月讀宮(つきよみのみや)は 内宮の別宮にあたり
アマテラス様の弟神の 月讀尊(つきよみのみこと)がお祀りされています。
外宮の別宮にも 月夜見宮(つきよみのみや)が存在しますので
混乱される方もいらっしゃるようです。
お姉さまのアマテラス様が太陽(お昼)に対し
弟神は 月(夜)を支配なさってます。
外宮の月夜見宮は何度もお参りしましたが (お気に入り)
内宮のこの別宮は 初めてです。
ここの新御敷地は 神がかりのような画像となりました。
内宮の式年遷宮は 来年ですが
こちらの遷宮は 2年後だそうです。
なので 2年後には こちらに神殿がお移りになるということになります。
ね? 神気が立ち上っているようでしょう????
その奥に行くと
やっと 神殿が見えてきました。
4つのお社が並んでいるのですが (一番手前が 写らなかった)
まず 手前のふたつ目の(画像 左)
① 月讀宮さまから お参りすることになってます。
② 次に 一番手前の 月讀荒御魂宮 (つきよみのあらみたまのみや)
①は 月讀宮の 強くて激しい魂が祀られ
②は 〃 の 優しくて穏やかな魂が祀られています。
そして
③ 画像右の 伊佐奈岐宮 (イザナギのみや) アマテラス様のお父様。
④ 画像左 伊佐奈弥宮 (イザナミのみや) 〃 お母様。
という順序で お参りするそうですよ。
親子でお祀りされているのですが
アマテラス様だけ 内宮のご正宮に。
ご興味ない人は 全部同じ画像に見えちゃいますよね。
でも 画像処理していると 全部覚えれるようになってきて
好きこそ ものの。。。なんとかで
日々 もの忘れひどくなってきているのに これは頭にスッと入ってくる。
さて
出雲神話はみなさん ご存知だと思うけど
まず 日本の国土や 神々を生んだ神さまの元になるような神さまが
イザナギ イザナミ。
だけど 妻であるイザナミが 火の神を生んだことがきっかけで
お亡くなりになりました。
夫である イザナギが 妻の死を悲しんで
妻を取り返そうと 黄泉の国に向かったけど 思いが叶わず。。。
諦めて 地上に帰り 穢れ(けがれ)を落とすために
川で禊(みそぎ)をするのですが
この時
左目から生まれてきたのが アマテラス (天上界を治める)
右目から生まれてきたのが ツキヨミ (夜の世界を治める)
鼻から生まれてきたのが スサノオ (海を治める)
スサノオは お母さんを恋しがり 泣いてばかりで
父である イザナギの怒りを買い 追放に。
姉のアマテラスに最後の別れのシーンで
スサノオは 大暴れして
そのあと アマテラスは 嘆き悲しんで 岩戸にお隠れになった。。。
スサノオは追放されて出雲の国に 流れ着き
ヤマタノオロチの退治やら
娘婿のオオクニヌシの国造り
アマテラスへの 国譲り・・・と
出雲神話につながっていく~~。
そう思うと この出雲の国に生まれ育った私たち
スタバはないけど (まだしつこく言ってる~)
すごいんだぜェ~!?
そして このあと 内宮へ向かいましたが
もうすでに アップしている
伊勢の旅 (目的達成編)へと 続きます。
☆ 画像は 資料より抜粋
このご正宮の白絹の布の向こうに
アマテラス様のご神体(鏡) が祀られています。
一般参拝は この前で 手を合わせます。
時々 風で ふわ~っとこの布が舞い上がり
神さまの存在を 感じるのです。
今回は 白絹の向こうで 参拝させてもらった 御垣内参拝。
神さまのお近くでは
願いをズラズラと並べ立てれるものではなく
「ありがとうございます」 と
心の底から 感謝の気持ちで お参りさせていただきました。
北島康介風に言うと
「何も言えねー」
冥土の土産になりそうですわ~!
ご興味ない方は 退屈なブログだったかと思いますが
ご興味ある方に 少しでもご参考になれば幸いです。
今後 初めてお参りされる方
ちょっとは お力になれると思いますので
お気軽に 声をかけてくださいね~。
私は 来年の参拝は 神馬(しんめ)が参道を歩く姿を見たいので
それを目標に また頑張って働いて 参拝したいと思います。
ではでは アツイアツイ神宮レポ
これにて終了~。
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